日本一周後に命を絶った若者
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バイクで日本一周後に命を絶った若者の話題を知り思ったこと

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こんばんは。
Mナオキです。

今日は極めて真面目な話題なので絵文字顔文字も封印しています。


今朝、起床後に恒例のツイートチェックをしていると、とある話題がトレンドに上がっていました。

簡潔に状況を説明しますと…

ここで僕の旅は終わり。
もう苦しみたく無いし悩みたくも無い。
最後に日本一周出来て幸せだった、楽しかった。
さようなら。

Twitterより引用



といった文章と共に暗闇で高い所から下を見下ろしたような写真と、注意欠陥多動性障害と書かれた診断書の写真が添付されてありました。


他の人のツイート等も拝見すると、どうやらこの方はバイクで日本一周をした後に身投げをして命を絶ったようでして、私は一気に目が冴えこの青年のツイートをかなり遡って見ていきました。


すると、とても命を絶つ決断をしていたとは思えないような美しい景色や(恐らくご本人の)笑顔の写真が沢山出てきて、なんとも表現のしようのない複雑な気持ちとなりました。


辛かったんでしょうね。


苦しかったんでしょうね。


そして病気を診断された時からこうすることを決意した上での日本一周だったのでしょうね。



そんなことを考えていると朝から涙が出そうになってきて、色々なことを考えながら今日の昼までの時間を過ごしました。



■ 実は私も…



何故ここまで感情移入をしてしまったのかと言いますと、(初めて私のことを知った方のために説明をしますと)私は「ひょうひょう!」というリアルな旅取材を基にした旅漫画を連載している漫画家でして、この青年と同じく目的を持った旅をしている者なのです。

旅といってもこの青年のように断続して日本一周をしている訳ではなく、毎回1つか2つの自治体を旅する毎にスタジオへ戻り作画をしているので全てが同じということではないのですが、方向性としてはきっと一緒の部分も沢山あるのではと思いました。


この青年は注意欠陥多動性障害という病気を抱え数えきれないほど辛い想いをされたのでしょうが、私もひょうひょう!の作中で公表しました通りパニック障害という病気を若い時から患っていまして、いつ襲ってくるかも分からない辛い症状に打ち勝ちたかったからこそ旅漫画というジャンルを選択した経緯があったりしました。(様々な理由の中の一つですが…)


そして旅の目的を達成した時にはこの青年のように当初から決めていたことを作中の登場人物に語ってもらいたいとも思っています。


ただし、それは命を絶つこととは逆のメッセージ。


まあそれはネタバレにもなってしまうのでここでは書かないことにしますが……



そのようなこともあり、朝から深く深く感情移入をしてしまいました。



■ 何故、命を絶つ選択をしたのか?



これはご本人にしか分からないことですし、周りの人がどんな励ましの言葉や「早まらないで!」「死なないで!」といった想いをぶつけても届かない境地での判断だったのでしょう。

「最期の1枚」に診断書の写真を載せるくらいなのですから、病気に対しての辛さ、悲しさ、そして恨み。日本全国のどんなに美しい景色を目に焼き付けてもそれを拭い切れないような「負の想い」がずっと心の中に渦巻いていたのでしょう。


私は自ら命を絶つような想いは絶対にありませんが、病気に対する辛さ、悲しさ、恨みというのは自分のことのように分かってしまいます。(分かってしまいますという表現は不適切かもしれませんが…)


病気によって実際に苦しんでいる症状は勿論のこと、その病名によって病気のことを知らない人から「あらぬ誤解」や「あらぬ偏見」が発生してしまうこともあったりして、そのような辛さもプラスしていたのではと推察してしまいます。


例えば私が患っているパニック障害。


実際には「パニック」の呼称とは裏腹に、発作が起きると気持ち悪さや苦しさで一歩も身動きが取れないような状況になってしまうのですが…


パニック障害を全く知らない、知っていたとしても名前程度しか知らない方にとっては、
「パニック障害の発作が出たら叫んだり暴れたりするんですか?」と本気で聞いてくる人が時々いて(看護師さんですら分かってない方がいました)、その度に誤解を解くための説明をしたり辛い気持ちになることがこれまで何度となくありました。

「心の病」や「気持ちが弱いから」という表現で勝手に理解をしてしまう方もいますが、それも全く違います。(私なんて気持ちは滅茶苦茶に強いほうです)


そんなこんなでこの青年も病気自体の症状の他に、あらぬ誤解や周りからのイメージに苦しんだ部分もあったのではないかと思ったりもしまして…




今日のトレンドで初めて知った方でしたけど、機会があれば話がしてみたかったなぁ。




上でも書きましたが、ここまで決意を固めている人間にとって、どんなに強烈な言葉で励ましをしたところで想いは届かないでしょうし、逆にご本人の「負の気持ち」が増すこともあると思うんです。

だからこそ、相手に見透かされてしまうような薄い励ましの言葉とかじゃなく、ただただ自然体にこの青年と話がしてみたかった。



今回のブログは構成も何も考えずに思ったことを殴り書いただけなので読みにくかったら申し訳ありません。


それともう一つ。


人間は死ぬまで生きています。


ただ、死んでしまったら全て終わり。


だからこそ、自分自身を大切に、1日1日を悔いなく歩んでいきたいですね。



全国一周を成し遂げた名も知らない青年へ。

心からご冥福をお祈り申し上げます。



それではまた、次回の更新で。

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北海道を拠点に漫画家・画家・イラストレーターとして活動中。

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